帯広畜産大学で「農業土木分野における情報化施工」について講義を行いました。
令和6年7月19日(金)、帯広畜産大学において、農地農村整備学の特別講義として「農業土木分野における情報通信技術(ICT)の利活用―情報化施工」をテーマに講義を行いました。
当日は畜産科学課程3~4年生(74名)に対して、農業における建設業の役割等を説明後、農業土木分野における情報化施工について実際の施工事例を交えながら説明を行いました。
講義で紹介した施工事例では、ドローンによる測量やICT建設機械の活用が施工の効率化にどのように寄与しているかを具体的に示しました。学生たちは最新技術の実際の応用例に興味深く耳を傾け、活発な質疑応答が行われました。
現在、農業農村整備事業の現場を支える建設業界においては、高齢化等による人手不足が急速に進行しており、さらに働き方改革による労働環境改善が推進されているため、建設現場の生産性向上が不可欠です。こうした課題の解消に向けて、農業農村整備においてもICTの全面的な活用を強く推進しております。
今回の講義を通じて、学生たちがICT技術を活用した農業土木の将来性を感じ、これからの農業における新たな可能性を探るきっかけとなれば幸いです。
今後も、弊社創始者の遺訓である「世の為人の為につくせ」の精神のもと、地域に寄り添い次世代を担う学生たちへ建設業の魅力を伝えていく所存です。
執行役員ICTソリューション部長 稲船 晃