トンネル工事用作業員保護機「ロックプロテクター」が完成し清祓を執り行いました。
この度、弊社が日立建機日本㈱様の協力を得て2017年より開発を進めて参りました、トンネル工事用作業員保護機「ROCK PROTECTOR(ロックプロテクター)」が完成し、令和6年7月26日(金)に日立建機日本㈱北海道支社業務部長 小野寺久敏様出席のもと清祓いを執り行いました。
山岳トンネル工事では、特に発破掘削(ダイナマイト使用)における主な作業として装薬・支保工建込等が行われており、作業中に切羽の肌落ち(岩盤の剥離・落石)による死亡事故等の重大事故が未だに発生しております。
弊社では、切羽作業で重大事故に繋がる肌落ち災害防止に着目し、トンネル作業員の安全確保を目的に日立建機日本㈱様の協力を得て機械の開発に取り組み、岩塊の落下試験(仮想岩塊554㎏ 落下高さ2.8m 衝撃力200tf)などを経て、独自の技術として岩塊の落下にも耐えうる国内初のトンネル工事用作業員保護機「ロックプロテクター」を製作しました。
この機械は、2021年11月に特許庁の実用新案に登録し、2022年7月には商標登録されており、道路トンネルや新幹線トンネルなどの大断面にも対応しており幅広く活用できます。今後はトンネル現場へ導入し、トンネル作業での危険リスクを大幅に低減させ、作業員の安全確保に貢献するものと期待しています。
専務執行役員 齋藤 宏明
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