アラミド繊維シート補強工法
1.概要
アラミド繊維シート補強工法は、アラミド繊維シートを既存の鉄筋コンクリート構造物表面に含浸接着樹脂で貼付けることにより、コンクリートを拘束する効果を有し、変形性能を向上させる。
2.特徴
- ①曲げ補強効果
- アラミド繊維シートをコンクリート表面の部材軸方向に貼付けることにより引張主鉄筋とともに引張力を分担し、曲げ耐力が向上する。
- ②せん断補強効果
- アラミド繊維シートをコンクリート表面の部材軸直角方向に貼付けることにより、補強前コンクリート構造物のせん断耐力にアラミド繊維シートが負担するせん断補強効果が付加される。
- ③じん性補強効果
- アラミド繊維シートをコンクリート表面の部材軸直角方向に貼付けることにより、コンクリートを拘束し変形性能を向上させる。