MITS工法
概要
MITS工法は、QSJシステムとCMSシステム。2つのシステムより編成されており、同じ機械構成を使用するため臨機応変な対応が可能です。施工条件により2つのシステムを使い分ければメリットはさらに増大し、幅広い現場条件に対応可能です。
QSJシステム
中圧噴射で水切削を行い所定深度まで貫入。障害物(捨石・松杭等)がある時は硅砂を含む高圧噴射削孔水で切削削孔し、削孔終了後、セメント系固化材のスラリーと硅砂を中圧噴射することで地盤改良し、円形状の改良体を造成するシステムです。
SDプラントとは硅砂を高濃度に混入した水(硅砂スラリー)をポンプで加圧噴射させる“直接加圧式アブレシブジェット”のことです。SD方式のアブレシブジェットは、硅砂が水と同程度の速度を獲得すること、高濃度の硅砂を含むことが可能であるため比較的低圧でも大きな加圧能力を持つ噴流を形成します。
機械構成
施工手順
CMSシステム
スラリー状セメント系固化材を原位置に添加する際、撹拌翼とスラリー中圧噴射を併用し、強制的に土を改良することにより、円形状の改良体を造成するシステムです。
CMSポンプとは?
CMSシステム用に開発された中圧噴射専用ポンプであり、SDプラントの独自技術を利用し、スラリー状セメント系固化材の中圧大流量噴射を可能としました。